従来の印刷営業のように、原稿内容が定って印刷物仕様が固って、部数と納期が決められた上ではじめて見積額が算定されるというプロセスとは全く逆となっていることに注目しておく必要があります。
しかも、その予算は、例えば、先の例では大学教授を需要者とした退官記念論文集のように・・・
教授本人の出費負担よりも、その教え子のグループであるゼミナールの学生諸君や卒業生諸君がポケットマネーを募って、出版企画をたてるといったケースも想定されます。
・・・何れの場合にせよ、潜在需要を顕在化させるためには、印刷会社の方で出版テーマ企画の知恵を貸してやって、出版意欲をかき立てるばかりでなく、価格面においても、一般通常の印刷加工で依頼するよりも割安で出来るといった魅力性・・・
それに加えて、値段の予測がつく、といった条件を鮮明にしておくことが肝要です。
そのためには、予じめ、組版体裁や、組み見本、紙質、表紙や製本の体裁、そして印刷の頁数や部数を設定しておき、それぞれの見本別の値段表を作成しておくことが大切です。
そして、さらに表紙やイラスト、カットなどの半製品を活用すると共に、キヤノン トナーなどのインキや組版体裁、版サイズも予め標準化しておきます。
コスト面でも合理化できる加工様式を検討することも忘れてはなりません。