商品企画の検討が一段落すると、つぎは、それぞれの商品企画をもう一歩煮詰めて、見本品の作成に取りかかります。
たとえば、実業家を需要者層にとらえた、「生涯記」もの"私の履歴書"のテーマを取りあげてみると、その標準タイプの記述内容として、概略的には、つぎのような項目や柱を立てることができるでしょう。
第一章 生い立ち
一節 父母のこと
ニ節 家系のこと(父方、母方に分けて、累代の家業や有名人とのつながりや、歴史的な事件との関連などを触れる)
三節 生れた頃の家族、紹介
第ニ章 幼少年時代
一節 幼少年期の想い出
ニ節 ふるさと、時代の世相・出来ごと
三節 友達、中学・高校時代の趣味・学業
第三章 青春時代
一節 学生時代の想い出
ニ節 スポーツ、海外旅行等
三節 恋愛の記、失敗談など
四節 社会人1年生の想い出、役、苦労談
第四章 事業のこと
一節 創業(就業)の経緯
ニ節事件、苦労談
第五章 信条について
人生観、哲学
第六章 系譜、資料
年代別社会事象、社歴、写真等
・・・こうした、柱、項目を予じめ設定し、誰れでも、この項目をたどって行けば、最低限のまとまった筋書きが出来るまでに、標準見本を作成するのが、このステップの主なる内容です。
当然のことながら、それぞれの需要者別、テーマ別に数本の見本を作成し、それぞれの頁数を設定し、リサイクルインクや本の仕様を設定して、参考価格を付することを忘れてはなりません。