2011年7月アーカイブ

ミニ・コミュニケーションと印刷業とのつながりは、まだまだ未成熟という他はありません。


・・・しかも、現状の印刷物加工業という企業体質のもとでは、急速な成熟化は当分見込みがたいと言えそうです。


しかし、他面では、着実にミニ・コミの需要は膨らみつつあることも事実であり、これをガッチリと受け止め得るか否かは、一にかかって印刷企業側での受け容れ体制にかかっています。


そのためには、是非とも"市場調査能力"と"商品企画開発力"を蓄積させることが先決でしょう。


さらにそのためには経営者の意識革新が不可欠の要件です。


さて、印刷産業の構造変化が着実にすすんでいます。


今回から印刷関連統計、主として「工業統計表」を中心にマクロ的にみた印刷産業の構造変化をみることにしましょう。


構造変化を統計面からとらえようとするとき、一番困るのは印刷産業に関する統計資料が大変少ないことです。


この理由としては・・・


1.リサイクルインクによる印刷物の種類が極めて多種多様であること


2.印刷物の数量表示ができにくいこと


3.印刷業は零細企業が多く、そのうえ、受注産業であるため、得意先の動向には敏感ですが、末端ユーザーにおける需要動向にまでは関心が薄く、統計の必要性についての関心が高まらない


・・・などがあげられます。


商品見本の作成、値段表の作成、そして、見込客のリストアップ、D・Mの発信・・・


さらに、販売提携先の確保や、販売ルートの確立といった営業体制が構築されると、最後は、いよいよ収獲活動としての受注営業活動の開始となります。


見本などの販売ツールを携えることは、従来の印刷営業とは異なるところです。


この営業の特徴点は、需要者が印刷はもとより、自費出版という点については、全くの素人であるということ。


そして、潜在的には自分の本を出して見たい・・・・・・といった欲求心を持ちながらも、その一方では、自分には、文章を綴るなどといった文才は持ち合わしていない・・・・・・といったジレンマの心情に陥っている人達であり、そうした状況下での営業活動であるという点に留意する必要があります。


こうして自費出版事業のノウハウが蓄積され、確立されて行くと、それを基盤として、第2、第3段の事業企画、プロジェクトの展開が望まれるところとなります。


例えば、上述のOLの旅行記に関する、"想い出の小冊子"企画が、仮りにヒットしたとすれば、彼女達には、やがて、お嫁入り人生行事が待っています。


・・・・・・とすれば、つぎは、結婚式場と提携して、"結婚の想い出"に関する小冊子の企画への展開の途が拓けます。


これには、当日の式への参会者の、新婚夫婦に贈る言葉も挿入して、愛の誓を裏表紙に飾るのも一考でしょう。


さらに新婚旅行のスナップも組み込められればベストとなるでしょう。


こうして、戦略の展開をつづけ、商品企画をさらに充実させていくことによって、キヤノン トナーによる新しい印刷営業のパターンが定着して行くものと期待されます。