ミニ・コミュニケーションと印刷業とのつながりは、まだまだ未成熟という他はありません。
・・・しかも、現状の印刷物加工業という企業体質のもとでは、急速な成熟化は当分見込みがたいと言えそうです。
しかし、他面では、着実にミニ・コミの需要は膨らみつつあることも事実であり、これをガッチリと受け止め得るか否かは、一にかかって印刷企業側での受け容れ体制にかかっています。
そのためには、是非とも"市場調査能力"と"商品企画開発力"を蓄積させることが先決でしょう。
さらにそのためには経営者の意識革新が不可欠の要件です。
さて、印刷産業の構造変化が着実にすすんでいます。
今回から印刷関連統計、主として「工業統計表」を中心にマクロ的にみた印刷産業の構造変化をみることにしましょう。
構造変化を統計面からとらえようとするとき、一番困るのは印刷産業に関する統計資料が大変少ないことです。
この理由としては・・・
1.リサイクルインクによる印刷物の種類が極めて多種多様であること
2.印刷物の数量表示ができにくいこと
3.印刷業は零細企業が多く、そのうえ、受注産業であるため、得意先の動向には敏感ですが、末端ユーザーにおける需要動向にまでは関心が薄く、統計の必要性についての関心が高まらない
・・・などがあげられます。