キヤノン トナーの最近のブログ記事

項目によっては、3年毎に行れる、自治省の事業所統計調査とかち合うので、事業所数など急増することがあるので注意しなくてはなりません。


今回は、主として昭和47年から53年までの6年間における印刷産業の構造変化を中心にみることにしました。


この期間は、第一次、第二次のオイルショックのあった時期で日本経済が高度成長から安定成長に移る激動期。


印刷産業の構造変化にも極めて興味深い時期でもありました。


・・・そして、統計資料からみて、いくつかの特長ある大きな傾向を見出すことができます。


さて、なんといっても一番目だつのは印刷産業の成長率が低下してきたことです。


この傾向は何もリサイクルインクなど印刷産業だけに限ったものではありませんが・・・


日本経済の低成長化が、いろいろな面で印刷物の需要を減退させて大きな影響を与えています。

今は、キヤノン トナーなどに代表される印刷インキや用紙、印刷機械などの副次的統計から推定するという迂遠な方法をとらざるをえません。



全国印刷工業組合連合会などで行う統計調査も数年に1回位で、しかも、全企業を対象にしたものでないのです。


・・・その結果、どうしても限られたものにならざるをえないのです。


この点通産商で毎年行っている「工業統計調査」は統計法に基ずく悉皆調査であり、最も信頼できる統計資料といえるでしょう。


ただし、一般に発表されるまでに2年以上かかり、現在発表されているのは昭和53年度のものです。


この最大の欠点も見方によりかなりカバーできます。


「工業統計表」の見方としては、年度ごとの動きにあまりとらわれることなく、長期的にみた級勢とか・・・


それに、構造変化などを中心にみていくのが最も適切であると考えます。



ミニ・コミュニケーションと印刷業とのつながりは、まだまだ未成熟という他はありません。


・・・しかも、現状の印刷物加工業という企業体質のもとでは、急速な成熟化は当分見込みがたいと言えそうです。


しかし、他面では、着実にミニ・コミの需要は膨らみつつあることも事実であり、これをガッチリと受け止め得るか否かは、一にかかって印刷企業側での受け容れ体制にかかっています。


そのためには、是非とも"市場調査能力"と"商品企画開発力"を蓄積させることが先決でしょう。


さらにそのためには経営者の意識革新が不可欠の要件です。


さて、印刷産業の構造変化が着実にすすんでいます。


今回から印刷関連統計、主として「工業統計表」を中心にマクロ的にみた印刷産業の構造変化をみることにしましょう。


構造変化を統計面からとらえようとするとき、一番困るのは印刷産業に関する統計資料が大変少ないことです。


この理由としては・・・


1.リサイクルインクによる印刷物の種類が極めて多種多様であること


2.印刷物の数量表示ができにくいこと


3.印刷業は零細企業が多く、そのうえ、受注産業であるため、得意先の動向には敏感ですが、末端ユーザーにおける需要動向にまでは関心が薄く、統計の必要性についての関心が高まらない


・・・などがあげられます。


商品見本の作成、値段表の作成、そして、見込客のリストアップ、D・Mの発信・・・


さらに、販売提携先の確保や、販売ルートの確立といった営業体制が構築されると、最後は、いよいよ収獲活動としての受注営業活動の開始となります。


見本などの販売ツールを携えることは、従来の印刷営業とは異なるところです。


この営業の特徴点は、需要者が印刷はもとより、自費出版という点については、全くの素人であるということ。


そして、潜在的には自分の本を出して見たい・・・・・・といった欲求心を持ちながらも、その一方では、自分には、文章を綴るなどといった文才は持ち合わしていない・・・・・・といったジレンマの心情に陥っている人達であり、そうした状況下での営業活動であるという点に留意する必要があります。


こうして自費出版事業のノウハウが蓄積され、確立されて行くと、それを基盤として、第2、第3段の事業企画、プロジェクトの展開が望まれるところとなります。


例えば、上述のOLの旅行記に関する、"想い出の小冊子"企画が、仮りにヒットしたとすれば、彼女達には、やがて、お嫁入り人生行事が待っています。


・・・・・・とすれば、つぎは、結婚式場と提携して、"結婚の想い出"に関する小冊子の企画への展開の途が拓けます。


これには、当日の式への参会者の、新婚夫婦に贈る言葉も挿入して、愛の誓を裏表紙に飾るのも一考でしょう。


さらに新婚旅行のスナップも組み込められればベストとなるでしょう。


こうして、戦略の展開をつづけ、商品企画をさらに充実させていくことによって、キヤノン トナーによる新しい印刷営業のパターンが定着して行くものと期待されます。


見込客のリストづくりが一段落すると、いよいよ営業活動の開始が真近に迫るわけですが・・・


この種の営業活動というのは、従来の印刷営業のように顕在顧客を対象に営業活動を展開するわけではありませんから、見込客のリストを頼りに、いきなり飛び込んでみても大きな効果は期待できません。


・・・つまり、いくつかのアプローチの手順を踏んで行く必要があります。


例えば、第一の手順としては、DM(ダイレクトメール)による紹介です。


また、別の方法としては、業界誌紙などを通じてのPRも大切でしょう。


また場合によっては、販売提携先を見つけ出して、販売チャネル・ルートを設定することも大事な対応策の一つでしょう。


一例として、先のOLの旅行記にターゲットを置く場合には、まず、旅行会社にコネクションを見つけるのが前提条件となります。


つまり「将を射んと欲すれば、まず、馬を射よ」のたとえどおりです。


そして、この旅行会社と提携を結んで、ここから、OL達の旅行需要を掴み出し、その上で「"楽しい旅の想い出集"を作ってみませんか」といったキャンペーンを張って・・・



そして、"旅の想い出集"といったリサイクルインクによる自費出版を、旅行商品のセットの一部として加え、商品化する作戦を展開するのも一方策でしょう。


そのためには、先述したように、OL達の1回の旅行への平均的出費予算額を洗い出し、その中で、たとえ小さな小冊子となったとしても、楽しい友達に配布できる程度のミニ、ミニ自費出版物の商品企画開発が要件となってくることは申すまでもありません。


商品見本が作成され、それぞれの加工方式と加工体制が固められると、いよいよ営業活動の準備段階へとステップは進められて行きます。


キヤノン トナーによる見込客のリストづくりは、それぞれの需要者ごとに資料、情報の集収活動に基づいて手がけられます。


・・・例えば、すでに述べたように、停年で退官する大学教授の場合には、新聞の人事欄で報道されるので、こうした新聞報道が有力な情報データとなります。


また実業家のリストについては、会社名鑑や、商工会議所の名簿あるいは、業界団体名簿などがあげられます。


そして、医師や有名人などについては、ロータリークラブやライオンズクラプの名簿あるいは、そのものズバリの医師会員名簿などがあげられます。


この他叙勲者については新聞報道があげられ、OLについては、旅行会社での旅行者名簿などが入手できれば最高でしょう。


しかし、叙勲者についても、停年退職者にしても、新聞報道されてからアプローチしたのでは、遅きに失する懸念も十分にあり得るわけです。


・・・このような場合にはどうすればよいのか、例えば叙勲者については、それぞれの分野からの推せんがなされ、候補者リストが作成されるわけです。


そうした事前の候補者名簿の入手、あるいは、停年退職や還歴の当事者をリストアップするには、それぞれの到達年齢に達する1~2年前の年齢の者を、大学職員録や名簿から、予め抜き出して、リストアップしてをくといった工夫努力が必要となってきます。



記事が固ったら、組版加工です。


これも、出来るだけ余計な手間を喰わないようにするため、予じめ、所定の原稿用紙を用意したり、組版体裁、章だてを標準化。


しかも、字詰、行間、柱などの仕様は勿論のこと、章、節ごとの数字も予じめ設定し写真、カットの数も設定しておけば、頁割も標準化が可能となります。


・・・さらに、組版の作業体制で、タイプレスや電算写植を想定し、インプット体制については、キーボードや、ワードプロセッサーなどの機器まで想定し、組版加工体制の組織づくりまで策定します。


この後の製版、刷版、印刷、製本の各加工工程についても、Aコース、Bコース、Cコースといった予算の高低段階に応じた加工標準コースの設定について検討をすすめ、このステップの作業は完了ということになります。


特に組版体裁については、写真や図表の枚数や大きさ、位置などの点をできるだけ詳細に規定。


例外作業を極力排除するよう設計の際の努力が払わねばなりません。


・・・こうした配慮については、製版、刷版、リサイクルインクによる印刷、製本の各工程加工の作業および加工設備の設定の検討にあたっても同様であることは申すまでもないでしょう。



需要者別、テーマ別の見本の作成が完了すると、つぎは、この見本を如何に低コストで合理的に製造するかを課題としての最適如工方式の検討をすすめるステップとなります。


このステップでは、原稿の取材をどうするか、から始って、加工体制をどのように組織するかまでのところを具体的に検討します。


需要者の中には、大学教授や中~高校の教師のように、日頃から作文や論理構築の作業に慣れ親んでいる人々と、そうでない人々があります。


どちらかと言えば圧倒的に後者の側に属する人が多いですね。


そう言った人達に対して、いきなり、キヤノン トナーの印刷で自費出版をやって見ませんか、と持ちかけてみても、たとえ、作って見たいという気持はあったとしても、まず、尻り込みされるのがオチです。


そこで見本を見せたり、手ほどきを重ねても、どうしても文章にならない、という人達については、予め用意した、項目に従って、編集者の方でテープレコーダーを持ち込んで録音するという手だてを用いる必要があります。


・・・この方法ならば、業界誌紙などで、業界人物からの取材等でよく使われている方策であり、珍しい事ではありません。

商品企画の検討が一段落すると、つぎは、それぞれの商品企画をもう一歩煮詰めて、見本品の作成に取りかかります。


たとえば、実業家を需要者層にとらえた、「生涯記」もの"私の履歴書"のテーマを取りあげてみると、その標準タイプの記述内容として、概略的には、つぎのような項目や柱を立てることができるでしょう。


第一章 生い立ち

一節 父母のこと

ニ節 家系のこと(父方、母方に分けて、累代の家業や有名人とのつながりや、歴史的な事件との関連などを触れる)

三節 生れた頃の家族、紹介


第ニ章 幼少年時代

一節 幼少年期の想い出

ニ節 ふるさと、時代の世相・出来ごと

三節 友達、中学・高校時代の趣味・学業


第三章 青春時代

一節 学生時代の想い出

ニ節 スポーツ、海外旅行等

三節 恋愛の記、失敗談など

四節 社会人1年生の想い出、役、苦労談


第四章 事業のこと

一節 創業(就業)の経緯

ニ節事件、苦労談

第五章 信条について

人生観、哲学

第六章 系譜、資料

年代別社会事象、社歴、写真等


・・・こうした、柱、項目を予じめ設定し、誰れでも、この項目をたどって行けば、最低限のまとまった筋書きが出来るまでに、標準見本を作成するのが、このステップの主なる内容です。


当然のことながら、それぞれの需要者別、テーマ別に数本の見本を作成し、それぞれの頁数を設定し、リサイクルインクや本の仕様を設定して、参考価格を付することを忘れてはなりません。



従来の印刷営業のように、原稿内容が定って印刷物仕様が固って、部数と納期が決められた上ではじめて見積額が算定されるというプロセスとは全く逆となっていることに注目しておく必要があります。


しかも、その予算は、例えば、先の例では大学教授を需要者とした退官記念論文集のように・・・


教授本人の出費負担よりも、その教え子のグループであるゼミナールの学生諸君や卒業生諸君がポケットマネーを募って、出版企画をたてるといったケースも想定されます。


・・・何れの場合にせよ、潜在需要を顕在化させるためには、印刷会社の方で出版テーマ企画の知恵を貸してやって、出版意欲をかき立てるばかりでなく、価格面においても、一般通常の印刷加工で依頼するよりも割安で出来るといった魅力性・・・


それに加えて、値段の予測がつく、といった条件を鮮明にしておくことが肝要です。


そのためには、予じめ、組版体裁や、組み見本、紙質、表紙や製本の体裁、そして印刷の頁数や部数を設定しておき、それぞれの見本別の値段表を作成しておくことが大切です。


そして、さらに表紙やイラスト、カットなどの半製品を活用すると共に、キヤノン トナーなどのインキや組版体裁、版サイズも予め標準化しておきます。


コスト面でも合理化できる加工様式を検討することも忘れてはなりません。